20年間今も厚生年金で未納はありません。障害年金は申請できますでしょうか?

Q:脊髄髄膜瘤に対する障害(下肢麻痺、排尿排便障害)については7年前より「障害基礎年金」を受給しています。ご相談は、身体の障害による神経痛や排泄障害や仕事場での人間関係に於いてストレスからうつ病や統合失調症と診断をされています。平成19年からジェイゾロフト、デパスを毎月通院して毎日服用しています。平成29年3月から心療内科で診てもらい、サインバルタ、ベルソラム、ルネスタ、アルプラゾラムを処方され通院しています。20年間今も厚生年金で未納はありません。体調悪く仕事も出勤日が少なくなり不安ばかりで、厚生年金からの支援を受けられるようならストレスから解放できるかなと・・・障害年金は申請できますでしょうか?

A:

肢体の障害により障害基礎年金を受給されているところに、メンタル系の疾患が加わるとなると、お仕事などにも影響が出ていらっしゃるのではないかと思います。
障害年金受給中の方に、別傷病が発生した場合については「加重認定」として取り扱われることととなっております。
具体的には、現在受給中の「肢体の障害等」の状態と「精神の障害」の状態を合わせて審査し、両方の傷病でどの障害等級に該当するかを判断していくこととなります。

したがいまして、仮に現在の肢体の障害に加えて、今回の精神疾患で等級が認定されたとしても、丸々両方の年金を受け取れるということではないことをご理解下さい。

現状、毎月通院もされており、また、服薬数も決して少ないとは言えない一方で、勤務日数は少ないながらも就労は継続されているご様子ですので、いただいたメールに記載された内容に限って言えば、現状、精神疾患で等級認定されるかどうかは微妙な線ではないかという印象を受けます。
いただいたメールからは、日常生活状況の詳細が判明しないので、断定的なことは申し上げられませんし、主治医の先生に記載いただく診断書の内容次第というところはあるのですが、日常生活状況の内容によってはチャレンジしてみる余地はあるのかもしれません。

ご参考までに、精神の障害で使用する診断書を別添のファイルにてお送りいたします。
太線より上の部分の「日常生活状況」について自己評価をしていただき、ご返送いただけると、もう少し詳細な見通しが可能かともおもいますので、お手すきのおりにご返送をいただければ幸いに存じます。

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